こんにちは。OKAKIです。
大人向けのアメコミのダークヒーロー、
パニッシャーことフランクキャッスルを主人公とした実写化したパニッシャーシリーズ
ドラマや映画中でもフランクキャッスル誕生までの過程を描いた「パニッシャー」僕が個人的に一番好きなシリーズでもあり
特に主役を演じたトムジェーンが何といってもカッコイイ!!
パニッシャーは実写化されるたび多少の設定変更があったりするのですが、
共通している点として、
- 元軍人や銃を用いた戦闘のプロフェッショナル
- 家族をマフィアや犯罪者に皆殺しにされ、復習を誓う
- やり方は残虐かつ反社会的で基本的に悪党に慈悲を掛けず命を奪う
といった他のスパイダーマンなどのマーベル作品の中では異質な存在でありながら
家族を殺された悲しみを背負い、決して正義のスーパーヒーローとは言えない存在ながらも
孤独に悪に立ち向かっていく姿は
まさにタフで哀愁漂うトムジェーンにぴったりの役でした。日本ではあまり知名度がなく、
大作映画よりもB級映画に主に出演しているので知る機会があまりありませんが、
ぜひ今回は映画の見所やプロフィール、他ではなかなか知ることができないエピソードなどを読んでいってください。
この記事の目次です。気になる項目をクリック!
トムジェーンのプロフィール
トムジェーン
本名Tomas Elliott Ⅲ
生年月日1969年2月22日
出身地メリーランド州ボルチモア
トムジェーン、ホームレスから俳優デビュー
トムジェーンは高校卒業後にハリウッドに移り住むのですが、貧しい上に当てもなく、ホームレスとして若くながらも車中生活でした。
時に食べていくために男性相手に体を売って、食べ物などを恵んでもらったなど衝撃発言をロサンゼルスタイムズのインタビューで語っています。
特に出身地であるボルチモアは1960年代から公共施設の老朽化や不況により人口が流失したことでスラム街が発展、
その結果、治安が悪化するなど、 荒廃化が進んでいることで有名です。
もしかしたら少年時代にこのことが
深くかかわっておりトムジェーンの価値観や人格などを形成したのかもしれません。
しかし、その経験や過去を悔やんでおらず、平凡な生い立ちや考え方などをぶち破ってくれたと
俳優人生を歩むうえでインスピレーションとして価値があったと語っています。
だからこそ強くもどこか希望を持たないネガティブな強さがあり、それがパニッシャーで主人公を演じる時に良いアクセントとなったのでしょう。
過去に2回離婚経験あり、様々なスキャンダルがありながらもパニッシャーの他にも様々な映画に出演
トムジェーンは2回ほど離婚を経験しており、一回目はハリソン・フォード主演のブレードランナーで劇中で主人公と対決するアンドロイド達のリーダー役などで知られるルトガーハウアーの 娘と1989年に結婚の後に離婚。
2006年にはドラマなどで共演したパトリシア・アークケットと再婚したが3年後の2009年に離婚
その後は一時期は離婚を撤回、再婚を考えました2010年8月に正式に離婚が決まりました。
2人の間に娘とパトリシアの連れ子がおり、離婚しながらも2人は子供を第一に育てることを優先しており、離婚後も良好な関係を築いているようです。
その後もネット掲示板やSNSなどでも鬱映画のトップクラスに入る低予算スリラ―映画鬱映画「ミスト」で主演を果たしたり、
最近ではリブート版プレデターで心に傷を負った軍人を演じるなど
なにかと不幸に見舞われるも強く立ち向かっていく役が多いです。
特にミストは全く救われない展開で初めから暗い雰囲気なのですが、
スティーブンキング原作なので低予算ながらも見やすく、時間を忘れて見入ってしまいました。
やっぱりパニッシャーでの演技が様々な人に印象を深く植え付けたのかなと思われ...
ここからは僕がトムジェーン版パニッシャーを見たうえでの個人的なネタバレありの感想、考察となっております!!
まだ見てない人は閲覧注意!
トムジェーン版パニッシャーとはフランクキャッスルの人間的な部分を良くあらわしていると思う。
僕がトムジェーン版パニッシャーを見て感じたのはとにかく悪までも人間的くさい主人公だなーというのが感想です。
原作パニッシャーの基本的なモットーとして罪なき人を救うために、一人孤独に個人的な復讐ではなく悪を根絶するために手段として
死で償わせるというのがフランクキャッスルのやり方だが私情はなく、自分の考える最善の方法にすぎない
<
というのがパニッシャーだというイメージですが
この映画の賛否両論といわれるポイントとよばれる
- 無関係のアパートの住民の一人が拷問され無関係な人を巻き込んでしまう
- コミカルなシーンが多すぎる。パニッシャーにそんな要素はいらない
- 後に悪を制裁するダークヒーローへ変貌するのに動機が弱い、感情的すぎる。
なんて声がちらほらと出てくるのですがこれは僕的にはいいポイントだなと思っています。
僕が勝手に考えている考察なんですけど
あくまでもこの映画はパニッシャー誕生のお話なんですよね。
パニッシャーも人間なので私情を挟まない冷酷無比なダークヒーローには最初からなるなんて無理がありますし、
むしろ自分が家族の復讐という目的の為に関係ない人を巻き込んでしまった。
という経験が会ったからこそこれからが復讐ではなく制裁(パニッシュ)を目的にヒーローになろうと考えたのではないのでしょうか、
特にフランクが逃亡先で出会う住民達の3人同士は非常に絆が強く、隣人をこえて家族として互いを敬い、家族愛を持ちながら暮らしており
けして3人とも幸せではなかった過去を背負いながらも支えって暮らしている感じでした。
そんな人たちと出会い、家族や仲間の一員として、家族を失った自分を認めてくれたからこそ
自分は家族の仇を取り、命を絶つことも考えたが、絶望している時に全く知らない人が自分を助け、向か入れてくれた。
改めて家族や思い出のすばらしさに触たことで
次はそんな善良な人たちが一人でも多く救われるように、復讐や私情の為にそんな人たちを巻き込まずに1人で手を汚しながらも悪を制裁することを決めた。
といったところではないでしょうか、
特に媒体によってフランクはおとり捜査官だったり元海兵隊など経歴はちがいますが、
軍事経験が豊富なのは共通点で
悪や不正は話し合いやきれいごとだけでは解決しないこともたくさん知っているだろうし、
軍人として時には手を汚してでも、戦わなければならないも知っているが
だが普通の善良な人々ではなく、それはすべてを失った俺一人がやればいい
という戦闘マシーンながらもどこか人間臭いヒーローが誕生したと僕は思います。
スパイダーマンやバットマンは一般人からスーパーヒーローになるけど、
フランクの場合は違う
体は普通の人間のままだけど、戦いの必要性やきれいごとだけでは悪は倒せないというのをよく知っていると思います。
コミカルなシーンについては面白い必用ではないでしょうか、
パニッシャーの作風は一般人の多くは好まない内容ですし、そんな人たちにも興味を持ってもらう為にも誕生編を描き、
主人公は、あくまでも超人ではなく人間という印象を引き出すとともに、
原作特有の暗くて陰湿な雰囲気を抑えて、多くに人にパニッシャーの魅力を伝えたいという制作陣の思いも伝わりました。
2000年の映画にも関わらずCGなどに頼らず、火薬やスタントなどを利用したアクションシーンは、
リアルで迫力があり、自分の好きな昔のB級アクション映画を見てる感じで
所々のギャグシーンもお約束て感じですしね。
ちょっと色々とまわりくどかったかな~、てのは感じました
もっと重火器を利用した正面切っての復讐を期待したのですが、
敵のボスに自ら妻を殺させるために、ゲイである部下との不倫をでっちあげたりとか
わざわざ派手に炎上する車を利用してシンボルマークであるドクロ作ったり...
もう少しストレートでええやんなんて思ったけど
他の映画と差別化を図るのに必要なのかなと...
お気に入りのシーンは特に悪玉の下っ端を拉致して、
情報を聞き出すために背中をバーナーであぶると見せかけて、
アイスキャンディーを押し付けると同時に別に用意したステーキ肉をあぶりながら、
「お前の皮膚はただれ溶けだし、神経は焼き切れて熱さではなく冷たさを感じ、徐々に感覚がなくなっていく」
みたいなやり取りが面白かったです。
ボスとその家族がが気に食わないためか、積極的に作戦に協力する下っ端も好きでしたw
色々と粗は多い映画でしたが。パニッシャーに今まで以上に関心も抱くようなったし
映画として面白かったです。